2016年8月5日

NASを含むストレージの仮想化統合により
あまたある映像コンテンツの効率的な管理・運用を実現

独立系映画配給会社のギャガ株式会社様(以下、ギャガ)では、配給作品の増加や映像の高画質化、作品の2次利用などが進むにつれ、扱うデータの量が増大。社内のファイルサーバーの空き容量が逼迫する事態に陥っていました。そこで同社では、株式会社オレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」を導入し、ストレージを仮想化統合。最適化されたストレージ基盤を構築し、併せてサーバーログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」も活用することで、管理の効率化も実現しました。

ギャガ http://www.gaga.co.jp
設立1986年1月28日
本社東京都港区南青山2-22-18 代表取締役社長依田 巽

我が国を代表する独立系映画配給会社のひとつ。魅力的な作品を国内外から買い付け、年間20本以上を劇場で公開。また作品のDVD/Blue-ray化、動画配信なども手がけている。2015年に映画ファンの話題をさらった「海街diary」も同社が配給した作品です。

平倉 正己氏

執行役員
管理部担当 兼 管理部部長
平倉 正己氏

小川 一夫氏

管理部
人事総務グループ
小川 一夫氏

ここ数年で扱うデータの量が増大
ファイルサーバーの空き容量が逼迫

我が国における映画興行収入は2014年以降、2000億円の大台を回復。娯楽としての映画に復権の兆しが見えてきました。そして最近ではテレビの大型化・高画質化、オンライン配信の普及などにより、作品が2次利用されるケースも増えています。これについてギャガ 執行役員 管理部担当 兼 管理部部長の平倉正己氏は「消費者の映画に対する意識が大きく変わり、映画館だけでなく自宅や出先でも作品を楽しみたいという方が増えています。そこで当社でも2013年暮れに「青山シアター」というオンライン配信サービスをスタートさせました。今後もそうしたニーズに応えるかたちで、さまざまなサービスを展開していければと考えています」と語ります。

こうしたビジネスの変化は、同社のITシステムにも影響を与えています。かつて同社では、作品の公開が終了し一区切りのついた時点で、ファイルサーバーから映像ファイルを削除していましたが、最近では2次利用に備え、保存期間が長期化していました。さらにここ数年は配給する作品の数が増加、また映像の高画質化により各ファイルのサイズも大きくなっており、結果としてファイルサーバーの空きが常に逼迫するような事態に陥ってしまったのです。

この場合、まず考えられる対策としてはNASの増設が上げられますが、当時使っていたツールでは増設の際にドライブマッピングを変更する必要があり、今までと同じ環境でユーザーが利用できなくなってしまうため、簡単には実行できませんでした。そこで同社では、空きが逼迫するたびに必要性の低いファイルや重複して保存されているファイルを探し出して削除するという作業を半日から1日かけて行っていましたが、それにも限界がありました。当時の状況について管理部 人事総務グループの小川一夫氏は「こうした作業で一時的に容量不足は解消しますが、誰かが新たに大容量のファイルを保存したら元の木阿弥。これでは甚だ非効率ですので、何か抜本的な解決策が必要だと考えました」と説明します。

各部門で運用していたNASを仮想化統合し、ひとつのストレージをして扱うことで容量の不足を解消

これまでギャガでは、各部門がバラバラにNASを導入していました。それゆえ、映像ファイルを数多く扱っている調達部門や宣伝部門のNASは空きが逼迫している一方、他部門のNASにはまだまだ余裕があるなど、全体的に見て容量をフルに活用できていませんでした。

そこで同社が注目したのが、オレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」です。VVAULTは、NASを含む複数のストレージを組み合わせて仮想ドライブを常に複製する機能を備えており、障害発生時には瞬時にリカバリーすることも可能。レプリケーションソフトウェアを別に用意する必要がありません。

VVAULTの存在を知った同社は、2015年10月にオレガへ問い合わせたところ、追加のNASを導入して既存のものと組み合わせ、VVAULTで仮想化統合してはどうかという提案を受けました。「VVAULT以外にもいろいろと検討してみましたが、当社の課題を解決できるような製品は他に見当たりませんでしたね。VVAULTについてはストレージを柔軟に拡張できる点を高く評価し、最終的に採用を決めました」(小川氏)

日々の業務を止めずにデータ移行が完了
VVAULT AUDITとの連携で効率的な管理を実現

2015年11月、VVAULTのインプリメントとデータ移行が実施されました。その際には、VVAULTのライブマイグレーション機能(=データの移行中でもファイル操作が可能)を活用することでファイルサーバーを止めずに済み、日々の業務が止まることは一切なかったといいます。

また、VVAULTのパフォーマンスを最大限に発揮できるよう、ギャガのファイルサーバーの中で最も性能が高いものにインプリメント。さらに配下となるストレージのネットワークをクローズドにすることで高速化し、データベースも専用のパーティションに配置。メンテナンス性や耐障害性を高める工夫も行っています。 「今回の仮想化統合およびNASの導入で、ストレージにも余裕がでてきましたし、将来の増設も容易になりました。また、社内にある全てのストレージを一元的に管理できるようになったため、運用もずいぶん楽になっています」(小川氏)

これに加えて同社は、ファイルの管理面を強化するため、オレガのファイルサーバーログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」を導入しました。VVAULT AUDITは、ファイルのアクセス履歴をログとして保存できるため、担当者がうっかりファイルを消してしまった場合でも追跡調査が可能。こうした機能を活かし、ミスの再発防止やセキュリティの強化を目指していくとのことです。

VVAULTとデータセンターの連携によるコスト削減も視野に

ギャガでは今後、使用頻度が著しく減った映像ファイルについては、社内のファイルサーバーではなく、データセンターなど社外に保管することも検討しているそうです。 「オレガにはVVAULTとデータセンターを連携させ、使用頻度の低いファイルを自動的に移動させる仕組みを構築した事例があると聞きますが、もしそれが当社でもできるのであれば、ファイルの保存に必要なコストをさらに削減できるのではないかと思います。光学メディアへの保存と比較してどのようなメリット・デメリットがあるのかといったことも含め、そうした仕組みの導入について検討していきたいですね」(小川氏)

最後に平倉氏はオレガについて「当社は2016年1月に創立30周年を迎えますが、映画配給業を主軸に据えた経営を進めるとともに、ビジネスの多角化も視野に入れ、弾力性ある経営を目指しています。そうした取り組みを支えるIT基盤を構築する上で、オレガという独自の強みを持つベンダーと知り合えたことは大きいですね。今回の導入では最適な製品を提供いただき、大いに感謝しております。今後も、さまざまなかたちでご協力いただければと考えています」と期待を述べました。

VVAULT
VVAULT® ストレージ仮想化ソフトウェア

Windows上にマウント可能なあらゆるストレージを一つに統合して大容量の仮想ストレージを手軽に構築できるストレージ仮想化ソフトウェアです。バックアップやレプリケーション機能をはじめとした先進的な機能群で、ストレージ運用の効率化と業務の継続性を徹底的に追求しています。

VVAULT AUDIT
VVAULT® AUDIT サーバーログ管理ソフトウェア

Windows上で共有フォルダのアクセス記録を管理するファイルサーバーログ管理ソフトウェアです。「VVAULT」の仮想ドライブとも連携可能なため、様々な種類のストレージに対するログ管理を集約することが可能です。

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