18 レプリケーション環境の構築

18-1 レプリケーションとは

本製品をインストールした2台のサーバー間で、データレプリケーションと各種リカバリを実現します。ライブバックアップと同様、擬似リアルタイムで処理をする為、RPO(Recovery Point Objective:目標復旧地点)/RTO(Recovery Time Objective:目標復旧時間)が短縮されます。尚、HTTPSによるセキュア通信でデータを送受信する為、VPN等の専用環境を用意する必要がなく、安全性を確保しつつも低コストでレプリケーション環境を構築することができます。

レプリケーション構成の概要図

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構成例

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レプリケーション環境の構築

本製品のレプリケーションは、メインサーバーのデータをスタンバイサーバー(レプリカモードで稼動している別のVVAULT)へデータを複製します。スタンバイ側となるサーバーをレプリカモードで起動した後、メインサーバー側のレプリケーション機能を有効化してください。レプリケーション環境の構築手順につきましては、以下をご参照ください。

「各部の名称と役割」

レプリカモード設定画面(スタンバイサーバー)

  1. レプリカモード:ステータス画面
  2. レプリカモード:設定画面
  3. レプリカモード:サーバー証明書画面
  4. レプリカモード用構成ストレージ接続設定ウィンドウ
  5. レプリカドライブ用キャッシュストレージ設定ウィンドウ

レプリケーション設定画面(メインサーバー)

  1. レプリケーション設定画面
  2. 実行スケジュール設定(曜日毎)ウィンドウ

「レプリカモードの起動(スタンバイサーバー)」

  1. サーバー証明書のインストール
  2. レプリケーションサービスの起動

「レプリケーション機能の有効化(メインサーバー)」

  1. レプリケーション機能の有効化

レプリケーションの制限事項について

レプリケーションは以下のような制限がありますのでご注意ください。

  1. ・レプリケーション転送処理に24時間以上かかるファイルはレプリケーションできません。