18 レプリケーション環境の構築

18-2 各部の名称と役割

スタンバイサーバー




レプリカモード:ステータス画面

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名称と役割

① レプリカドライブ(読み取り専用)[Mount/Unmout]ボタン

レプリカドライブを読み取り専用でマウント/アンマウントします。

② レプリケーションサービス[ON/OFF]ボタン

レプリケーション待受機能を稼働/停止します。

※レプリケーションサービスが停止している場合、マスタドライブからレプリケーションサービスを利用することはできません。

③ ティアリング[ON/OFF]ボタン

ティアリング機能を稼働/停止します。

④[ペアリング解除]ボタン

マスタドライブとレプリカドライブのペアリングを解除します。

クライアント情報

⑤ インストールサーバ

クライアント機のサーバー名とインスタンス名が表示されます。

⑥ 利用状況

クライアント機の利用状況(未接続/システムリカバリ中/バックアップデータ初期化中・正常稼働中)が表示されます。

⑦ ライセンス

クライアントに登録されているライセンスの名称が表示されます。

⑧ ライセンスコード

クライアント機の登録されているライセンスのライセンスコードが表示されます。

⑨ 最終アクセス日時

クライアントから最後にアクセスのあった日時が表示されます。

使用状況

⑩ 使用状況

レプリカドライブの構成ストレージに保存されているデータの使用量が数値とグラフで表示されます。

※レプリカドライブ使用量は「青色」、タイムマシーン使用量は「緑色」、その他使用量は「紫色」で表示されます。

⑪ レプリカドライブ使用量の推移

指定月のVVAULT使用量の推移がグラフで表示されます。

レプリカモード:設定画面

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名称と役割

①[共有設定同期]ボタン

レプリカモードからマスタモードへ切り替えた際、レプリケーションされていた共有設定情報をマスタドライブへ上書き同期します。

※共有設定情報が存在しない場合は表示されません。

②[適用]ボタン

入力されている設定値を保存します。

③[元に戻す]ボタン

設定値を最後に保存された状態へ戻します。

ドライブ設定

④ ドライブレター

仮想ドライブに割り当てるアルファベットを選択する項目です。

※既に使用されているものは選択しないでください。

⑤ ボリュームラベル

仮想ドライブの名称を入力する項目です。

⑥ バッファサイズの目安(入力必須)

バッファ領域のサイズを指定する項目です。設定できる値は1GB〜です。設定した値がストレージに対して大きすぎる(90%以上)場合には、上限値90%の値が自動設定されます。また、0GBにした場合は、各構成ストレージの10%の値が自動設定されます。

尚、最も上位に設定されている構成ストレージのバッファサイズ以上の容量を持つファイルをマスタドライブに保存することはできませんので、利用するストレージの容量に応じて最適な値を設定してください。

⑦ ディスクタイプ

マウントする仮想ドライブの種別を選択する項目です。

※変更したディスクタイプはOSの再起動後に反映されます。

※[固定ディスク]及び[リムーバブルディスク]のディスクタイプはごみ箱に対応しておりませんので、ご注意ください。

プロビジョニング設定

⑧ プロビジョニング

プロビジョニングの実行を指定する項目です。

「する」にした場合、制限値をテラバイト(TB)またはペタバイト(PB)のどちらかで指定することが可能です。

※0から7.99エクサバイト(EB)まで設定が出来ます。

※90TBより大きな値に設定すると、エクスプローラー上でレプリカドライブのプロパティを開いた際にworking...と表示されることがありますが正常に動作します。

⑨ エクスプローラーでの未割り当て領域の表示

エクスプローラーでの未割り当て領域の表示を指定する項目です。

ティアリング設定

⑩ 発動使用率

ティアリングを発動させるストレージの使用率を指定する項目です。

⑪ 実行スケジュール

ティアリングの実行スケジュールを指定する項目です。指定した時間帯のみティアリングを実行します。

⑫[設定]ボタン

実行スケジュール設定ウィンドウを開きます。

クラウドストレージ設定

⑬ 同期取得最大サイズ

マスタドライブ上の操作によってクラウドストレージに保存されたデータを取得した際に、同期処理させるサイズの上限を設定する項目です。

※この値を大きくしすぎると、マスタドライブがハングしてしまう場合がありますのでご注意ください。

⑭ ユーザーからのファイルアクセスに対するタイムアウト

レプリカドライブ上の操作によってクラウドストレージに保存されたデータを取得する際の、タイムアウトを設定する項目です。

⑮ エクスプローラーでの空き容量表示

エクスプローラーの空き容量の表示にクラウドストレージの空き容量を含めるかを指定する項目です。

待受設定

⑯ パスワード(入力必須)

マスタドライブからレプリカドライブへ接続するためのパスワードを入力する項目です。

⑰[パスワードを表示]チェックボックス

パスワード欄に入力されている文字列を可視化します。

⑱ ポート番号

クライアント機からの接続に使用するポート番号を入力する項目です。

サービスポリシー設定

⑲ レプリケーション機能の使用

クライアント機に対して、レプリケーションサービスの使用可否を制御する項目です。

⑳ ライブリカバリ機能の使用

クライアント機に対して、レプリケーションデータを使用したライブリカバリ機能の使用可否を制御する項目です。

㉑ ストレージリカバリ機能の使用

クライアント機に対して、レプリケーションデータを使用したストレージリカバリ機能の使用可否を制御する項目です。

㉒ システムリカバリ機能の使用

クライアント機に対して、レプリケーションデータを使用したシステムリカバリ機能の使用可否を制御する項目です。

㉓ タイムマシーン機能の使用

クライアント機に対して、レプリカドライブを使用したタイムマシーン機能の使用可否を制御する項目です。

※最長保存期間は登録されているライセンスによって異なります。詳しくは製品サイトの[ライセンス発行]ページをご覧ください。

㉔ アカウント自動同期機能の使用

クライアント機のアカウント情報を自動的に同期するか否かを制御する項目です。

㉕ レプリケーション初期化機能の使用

クライアント機に対して、レプリケーションサービスの使用可否を制御する項目です。

レプリカモード:サーバー証明書画面

layout_svCertification.psd

名称と役割

①[サーバ証明書インストール/アンインストール]ボタン

サーバー証明書のインストール/アンインストールを実行します。

② 証明書内容

証明書の内容が表示されます。

レプリカモード用構成ストレージ接続設定ウィンドウ(ローカルストレージ)

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名称と役割

① 管理対象パス(入力必須)

本製品を使用するコンピューターから、登録するストレージ、又はストレージ内のディレクトリへのフルパスを入力する項目です。

例)E:¥

管理対象パス直下には本製品で使用する管理フォルダーが自動生成されます。システム不整合の原因となりますので、このフォルダーを直接変更、又は削除しないでください。また、システム運用に支障をきたす恐れのある場所は管理対象パスとして指定できません。

② 容量制限

ストレージ内に保存するデータ量を制限する項目です。有効にした場合、制限値をギガバイトまたはテラバイト単位で指定することが可能です。

③ 空き容量警告

空き容量の警告を通知する場合は有効にしてください。有効にした場合、閾値を1〜99の整数で指定することができます。

レプリカモード用構成ストレージ接続設定ウィンドウ(ネットワークストレージ)

layout_setting_networkSt.png

名称と役割

① 管理対象パス(入力必須)

本製品を使用するコンピューターから、登録するストレージ、又はストレージ内のディレクトリへのフルパスを入力する項目です。

例)¥¥任意のサーバー名¥共有フォルダー名

管理対象パス直下には本製品で使用する管理フォルダーが自動生成されます。システム不整合の原因となりますので、このフォルダーを直接変更、又は削除しないでください。また、システム運用に支障をきたす恐れのある場所は管理対象パスとして指定できません。

②[ユーザ名とパスワードを使用する]チェックボックス

接続認証に使用するユーザー名を入力する項目です。先頭に、接続先のサーバー名、又はIPアドレスを入力してください。

例)接続先のサーバー名¥ユーザー名

③ ユーザ名(③チェック時は入力必須)

接続認証に使用するユーザー名を入力する項目です。先頭に、接続先のサーバー名、又はIPアドレスを入力してください。

例)接続先のサーバー名¥ユーザー名

④ パスワード

接続認証に使用するパスワードを入力する項目です。

⑤[表示]チェックボックス

パスワード欄に入力されている文字列を可視化します。

⑥ 容量制限

ストレージ内に保存するデータ量を制限する項目です。有効にした場合、制限値をギガバイトまたはテラバイト単位で指定することが可能です。

⑦ 空き容量警告

空き容量の警告を通知する場合は有効にしてください。有効にした場合、閾値を1〜99の整数で指定することができます。

レプリカモード用構成ストレージ設定ウィンドウ(クラウドストレージ)

Amazon S3

layout_clStorage_amazon.png

名称と役割

① 接続プロトコル

クラウドストレージへの接続プロトコルを選択する項目です。

② エンドポイント(入力必須)

使用するエンドポイントのURLを入力する項目です。詳細につきましては、以下を参考にしてください。

Amazon S3

http://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/rande.html#s3_region/

③ アクセスキー(入力必須)

クラウドサービスへ接続するためのアクセスキーを入力する項目です。

④ シークレットキー(入力必須)

クラウドサービスへ接続するためのシークレットキーを入力する項目です。

⑤ [表示]チェックボックス

シークレットキー欄に入力されている文字列を可視化します。

⑥ バケット名(入力必須)

バケット名を入力してください。

※入力したバケットが存在しない場合、自動生成することができます。

⑦ ストレージタイプ

ストレージタイプを選択する項目です。

⑧ サーバサイド暗号化

データ暗号化の有無を選択する項目です。

⑨ 容量制限(入力必須)

クラウドサービス内に保存するデータ量を制限する項目です。制限値はギガバイトまたはテラバイト単位で指定することが可能です。

⑩ 空き容量警告

空き容量の警告を通知する場合は有効にしてください。有効にした場合、閾値を1〜99の整数で指定することができます。

レプリカモード用構成ストレージ設定ウィンドウ(クラウドストレージ)

Google Cloud Storage/Wasabi オブジェクトストレージ

名称と役割

① 接続プロトコル

クラウドストレージへの接続プロトコルを選択する項目です。

② エンドポイント(入力必須)

使用するエンドポイントのURLを入力する項目です。詳細につきましては、以下を参考にしてください。

Google Cloud Storage

https://cloud.google.com/storage/docs/reference-uris

※未作成のバケットは、ストレージタイプ:Standard、USリージョンで作成されます。

ストレージタイプ:Standard、USリージョン以外でのご利用したい場合は、Google管理コンソールで作成のうえ、VVAULTの構成ストレージに追加してください。尚、ストレージタイプ:Nearlineを構成ストレージに追加することは出来ますが、一部機能が正常に動作いたしません。

Wasabi オブジェクトストレージ

https://wasabi-support.zendesk.com/hc/en-us/articles/360015106031-What-are-the-service-URLs-for-Wasabi-s-different-regions

③ アクセスキー(入力必須)

クラウドサービスへ接続するためのアクセスキーを入力する項目です。

④ シークレットキー(入力必須)

クラウドサービスへ接続するためのシークレットキーを入力する項目です。

⑤ [表示]チェックボックス

シークレットキー欄に入力されている文字列を可視化します。

⑥ バケット名(入力必須)

バケット名を入力してください。

※入力したバケットが存在しない場合、自動生成することができます。

⑦ 容量制限(入力必須)

クラウドサービス内に保存するデータ量を制限する項目です。制限値はギガバイトまたはテラバイト単位で指定することが可能です。

⑧ 空き容量警告

空き容量の警告を通知する場合は有効にしてください。有効にした場合、閾値を1〜99の整数で指定することができます。

レプリカドライブ用キャッシュストレージ設定ウィンドウ

layout_repCache.png

名称と役割

① ストレージの種類

ローカルストレージ、ネットワークストレージのどちらかを選択してください。

② キャッシュパス(入力必須)

本製品を使用するコンピューターから、キャッシュストレージとして利用するストレージ、又はストレージ内のディレクトリへのフルパスを入力する項目です。

例1)E:¥……ローカルストレージの場合

例2)¥¥任意のサーバー名¥共有フォルダー名……ネットワークストレージの場合

キャッシュパス直下には本製品で使用する管理フォルダーが自動生成されます。システム不整合の原因となりますので、このフォルダーを直接変更、又は削除しないでください。また、システム運用に支障をきたす恐れのある場所はキャッシュパスとして指定できません。

③[ユーザ名とパスワードを使用する]チェックボックス

ネットワークストレージや共有フォルダー等で、接続に認証が必要な場合はチェックを入れてください。

④ ユーザ名(③チェック時は入力必須)

接続認証に使用するユーザー名を入力する項目です。先頭に、接続先のサーバー名、又はIPアドレスを入力してください。

例)接続先のサーバー名¥ユーザー名

⑤ パスワード

接続認証に使用するパスワードを入力する項目です。

⑥[表示]チェックボックス

パスワード欄に入力されている文字列を可視化します。

⑦ 容量制限

ストレージ内に保存するデータ量を制限したい場合は有効にしてください。有効にした場合、制限値をギガバイトまたはテラバイト単位で指定することが可能です。

メインサーバー




レプリケーション設定画面

layout_Replication.psd

名称と役割

① レプリケーション[ON/OFF]ボタン

レプリケーション機能を稼働/停止します。

②[接続テスト]ボタン

入力されている設定値でレプリカドライブへの接続テストを行います。

③[サービスポリシー表示]ボタン

レプリカドライブで設定されているサービスポリシーを表示します。

④[レプリケーション不整合修復]ボタン

マスタドライブとレプリカドライブのデータを検証し、不整合がある場合は再度レプリケーションします。

⑤[ペアリング解除]ボタン

マスタドライブとレプリカドライブのペアリングを解除します。

⑥[適用]ボタン

入力されている設定値を保存します。

⑦[元に戻す]ボタン

設定値を最後に保存された状態へ戻します。

レプリケーション設定

⑧ ペアリング先URL(入力必須)

レプリカドライブへの接続に使用するURLを入力する項目です。

⑨ パスワード(入力必須)

レプリカドライブへの接続に使用するパスワードを入力する項目です。

⑩[パスワードを表示]チェックボックス

パスワード欄に入力されている文字列を可視化します。

⑪ ポート番号

レプリカドライブへの接続に使用するポート番号を入力する項目です。

⑫ 実行スケジュール

レプリケーションの実行スケジュールを指定する項目です。指定した時間帯のみレプリケーションを実行します。

⑬[設定]ボタン

実行スケジュール設定ウィンドウを開きます。

⑭ タイムマシーン機能

レプリケーションでタイムマシーン機能の使用を選択する項目です。機能の詳細については「20-1 タイムマシーンとは」をご覧ください。

⑮ アカウント自動同期

OSのアカウント情報を自動的に同期します。

⑯[レプリケーション除外]チェックボックス

作成日時の更新

ファイルの作成日時が更新された場合にプロパティ情報をバックアップするかを選択する項目です。

更新日時の更新

ファイルの更新日時が更新された場合にプロパティ情報をバックアップするかを選択する項目です。

アクセス日時の更新

ファイルのアクセス日時が更新された場合にプロパティ情報をバックアップするかを選択する項目です。

ChangeTimeの更新

ファイルのChangeTimeが更新された場合にプロパティ情報をバックアップするかを選択する項目です。

アーカイブビットの更新

ファイルのアーカイブビットが更新された場合にプロパティ情報をバックアップするかを選択する項目です。

※更新日時やアクセス日時は、マスタドライブを操作しているクライアントによって頻繁に更新される場合があります。これらの項目をバックアップしないことによって、バックアップ処理の軽減と、タイムマシーンでのファイルバージョンの増加を抑制することができますが、日付情報を含めて完全に同期されたバックアップデータが必要な場合は、全てのチェックを外してください。

使用状況

⑰ ディスク使用量

レプリカドライブに保存されているデータの容量が数値とグラフで表示されます。

※レプリケーション使用量は「緑色」、タイムマシーン使用量は「橙色」、その他の使用量は「紫色」で表示されます。

⑱ ディスク使用量の推移

月間のデータ使用量の推移がグラフで表示されます。

実行スケジュール設定(曜日毎)ウィンドウ

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名称と役割

①[実行]チェックボックス

実行する場合はチェックを入れてください。

② 実行時間帯

実行時間を指定する項目です。

※実行する時間帯は一日につき2パターンまで設定が可能です。

③[決定]ボタン

入力されている設定値を保存します。

④[キャンセル]ボタン

ウィンドウを閉じます。