Windows 7 → Windows 8アップグレード対応手順

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VVAULTがインストールされているWindows 7の環境をWindows 8にグレードした場合、そのままではVVAULTが使えない状態となります。本チュートリアルは、既存環境からWindows 8へアップグレードする場合の対応手順について説明します。
なお、Windows Server 2012へのアップグレードでも同様の手順にて対応ください。


0.前提
本手順では、VVAULTの機能として「仮想ドライブ」および「ライブバックアップ」が選択されてインストールされていることを前提とします。
各機能のDBデータ保存先は下記が指定されているものとします。

仮想ドライブDBデータ保存先:C:\Program Files\VVAULT
ライブバックアップDBデータ保存先:C:\Program Files\VVAULT_BACKUP

1.OSアップグレード前の準備

■VVAULT製品サイトより最新のインストーラをダウンロードします

OSアップグレード後、インストールされていたVVAULTと同一バージョンのVVAULTインストーラが必要となりますので必ずアップグレード前にご用意ください。なお、4.5.0より前のバージョンのインストーラでは本チュートリアルで対応することができません。必要に応じてアップデートしてください。

※インストールされているVVAULTのバージョンは、「コントロールパネル」>「プログラム」>「プログラムと機能」のアプリケーションの一覧より、「VVAULT」の「バージョン」を確認ください。

■VVAULT DBデータのインストール先を確認します

OSアップグレード後、VVAULTで管理されているファイルをそのまま利用するため、VVAULTのインストール時に指定したDBデータの保存先を確認する必要があります。
DBデータの保存先を確認するには、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「管理ツール」の「サービス」をダブルクリックして、「サービス」より「VVAULT Ddatabase Service」および「VVAULT Backup Database Service」のプロパティを表示し、「実行ファイルのパス」を確認します。“-D”直後に指定されているパスがDBデータの保存先となります。

なおアップグレード後では確認できませんので、DBの保存先が不明な場合は必ずアップグレード前に確認ください。

※インストールされているデータベースサービスはVVAULTの機能選択によって異なります。
機能とサービスの対応は下記となります。

・VVAULT Database Service(仮想ドライブ)
・VVAULT Backup Database Service(ライブバックアップ)
・VVAULT DR Database Service(バックアップサーバ)

■本手順に必要となるファイルを確認します

VVAULT DBデータの各インストール先に下記の2つのファイルが存在することを確認します。

setting.vvt
version.conf

このファイルが存在しない場合、本手順での対応ができませんので、必ず確認ください。

4.5.0以前のバージョンからVVAULTを利用してアップデートして使用している場合、仮想ドライブのDBデータ保存先にsettings.vvtファイルが存在しないため、本手順での対応ができません。下記の手順に従い、setting.vvtファイルを用意する必要があります。

setting.vvtファイルの作成方法

設定ファイルをここからダウンロードし、解凍してできたsetting.vvtファイルを環境に合わせて修正し、仮想ドライブのDBデータ保存先に保存してください。

修正箇所は、setting.vvt ファイルの<DB_USER_NAME>要素の値をVVAULT.exe.configファイルの<connectionStrings>要素の属性情報中の“User id”の値と同じくする必要があります。下画像ではVVAULT.exe.configに“User id=VVAULTUser”として保存されているので、setting.vvtの<DB_USER_NAME>の値を“VVAULTUser”としています。

2.OSアップグレード
OSのアップグレード手順に従い、OSをアップグレードしてください。
移行元、移行先のエディションの組み合わせによって引き継ぎ内容が異なりますのでご注意ください。
アップグレードの詳細については下記URLを確認してください。
また、アップグレード中の選択によっても引き継ぎ項目が異なります。

・Windows 8 アップグレード パス

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj203353.aspx

・Windows Server 2012 アップグレード オプション

http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/jj574204.aspx

セットアップの引き継ぎ項目の選択で“Windowsの設定、個人用ファイル、アプリを引き継ぐ”を選択した場合は3以降を、引き継ぎを行わなかった場合は4以降を実施してください。

3.VVAULTのアンインストール
OSアップグレード後、VVAULTのDBサービスが削除された状態となっていますので、下記の手順でVAULTをアンインストールします。

1.「プログラムと機能」よりVVAULTの「アンインストール」を実行します。

2.“選択したアプリケーション、およびすべての機能を完全に削除しますか?”とダイアログが表示されたら、“はい(Y)”を選択します。

3.“「ライブバックアップ」のDBデータを削除しますか?”というDBデータ削除の確認ダイアログが表示されたら、必ず“いいえ(N)”を選択します。

※DBデータの削除ダイアログで“はい(Y)”を選択した場合は、バックアップを復旧することができませんのでご注意ください。

4.“「仮想ドライブ」のDBデータを削除しますか?”というDBデータ削除の確認ダイアログが表示されたら、必ず“いいえ(N)”選択します。

※DBデータの削除ダイアログで“はい(Y)”を選択した場合は、復旧することができませんのでご注意ください。

5.“削除できなかったファイルがあります。お手数ですが、インストール先:C:\Program Files\VVAULT\を削除してください。”というダイアログが表示される場合は“OK”をクリックしてダイアログを閉じます。

※メッセージに従った削除操作等は行わないでください。復旧できなくなります。

6.アンインストール完了の画面が表示されたら“完了”をクリックします。

アンインストール完了後、DBデータは下画像のように残されたままとなります。

7.コンピュータを再起動します。

4.VVAULTのインストール
OS再起動後、下記の手順に従いVVAULTをインストールします。

1.「1.OSアップグレード前の準備」にて用意したVVAULTのインストーラを実行します。

2.“機能の選択”で元の状態と同様の機能を選択し、“次へ”をクリックします。

3.“仮想ドライブDBデータ保存先フォルダの選択”で、.「1.OSアップグレード前の準備」にて確認した既存のDBの保存先を選択します。

※DBの保存先が、OSインストールドライブの“Program Files”フォルダ階層下に配置されていた場合で引き継ぎを行わなかった場合は、アップグレード後パスが変更となっていますのでご注意ください。

例 ) DB保存先にC:\Program Files\VVAULTを指定していた場合、下画像のようにC:\Windows.old\Program Files\VVAULTに移動されています。

4.“既存DBデータ再利用の確認”ダイアログが表示されますので、“はい(Y)”をクリックします。

5.“ライブバックアップDBデータ保存先フォルダの選択”で、既存のDBのパスを選択します。

6.“既存DBデータ再利用の確認”ダイアログが表示されますので、“はい(Y)”をクリックします。

7.“インストール準備の完了”にて“インストール”をクリックします。

8.インストール完了後、コンピュータを再起動します。

5.VVAULTの動作の確認

下記の通り、VVAULTの動作を確認します。

■VVAULT管理画面にログインできることを確認します

VVAULT管理画面の表示方法についてはチュートリアル「Windows 8 / Windows Server 2012 / Windows Storage Server 2012をお使いいただくための注意事項」の「2.VVAULT管理画面の表示方法(各OS共通)」を確認ください。

ライセンスをインストールしていた場合、削除された状態となってますので、ライセンスを再アクティベーションしてください。

■仮想ドライブの動作を確認します

※Windows 7からWindows 8へのアップグレードにて引き継ぎを行わなかった場合はユーザー情報がクリアされるため、仮想ドライブ上のセキュリティ情報が不正な状態となっている可能性があります。正常にご利用するにはセキュリティ/所有者を適切に再設定してください。

以上

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