1 インストール
1-1 インストール前の準備
動作環境の確認
CPU |
Intel x86/x64 互換プロセッサ(Xeon E3 以上推奨) |
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対応OS |
SERVER OSWindows Server 2022(64bit) Windows Server 2019(64bit) Windows Server 2016(64bit) Windows Storage Server 2016(64bit) ※ Windows Server IoT 2022 for Storage/Windows Server IoT 2019 for Storage搭載のサーバやNASは、CPU、メモリ、ディスク容量などが、本製品の動作要件を満たさないものもございますので、ご注意ください(2022年10月現在)。 |
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メモリ |
2GB以上 (4GB 以上推奨) |
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ディスク容量 |
システム領域 : 1GB以上の空き容量 インストール領域 : 500MB以上の空き容量 ※DBデータ、アーカイブ保存先についてはログデータの保存量によるが最低1GB以上の空き容量 |
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必要ソフトウェア |
Microsoft .NET Framework 4.5 |
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対応環境 |
ドメイン(ドメインコントローラー、ドメインメンバー)/ワークグループ |
データの保存先について
本製品で使用するデータは下記の4つがあります。以下のワンポイントを参考に適切な保存先をご指定ください。
VVAULT AUDIT プログラムファイル保存先
本製品を構成するデータ群です。インストーラーのデフォルト設定では"C:¥Program Files¥VVAULT AUDIT"に保存されます。
VVAULT AUDIT DBデータ保存先
監査ログを保存するデータ領域です。ここに格納されたデータが「アクティブデータ」として各種検索の対象となります。
VVAULT AUDIT アーカイブ保存先
アクティブデータを圧縮しファイルとして保存する領域です。(アーカイブ保存先設定時のみ)
VVAULT AUDIT 一時ファイル保存先
DB登録前の監査ログデータが一時ファイルとして生成される領域です。これらのファイルはDB登録後に順次削除されていきますが、念のため十分に空き容量のあるディスクを指定してください。
ワンポイント
データベースおよびアーカイブの保存先を設計する際、目安値として参考にお考えください。
ユーザー数 |
種類 |
1週間の想定データ量 |
1年間(52週)の |
100 |
DBデータサイズ |
21GB |
1092GB |
アーカイブサイズ |
360MB |
18.6GB |
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1000 |
DBデータサイズ |
210GB |
10.8TB |
アーカイブサイズ |
3.6GB |
186GB |
Windowsの監査設定について
本製品を利用するにはWindowsの監査設定が有効になっている必要があります。無効の場合は以下の手順で有効化してください。
手順解説
① コントロールパネルから「管理ツール」を開き、「ローカルセキュリティポリシー」をダブルクリックします。
② 左ツリーにある「監査ポリシーの詳細な構成>システム監査ポリシーから以下の2つを有効にします。
・オブジェクトアクセス > 詳細なファイル共有の監査 ※「成功」と「失敗」の両方を有効にする。
・ログオン/ログオフ > ログオンの監査 ※「成功」を有効にする。
Windowsイベントログ設定について
本製品は、Windowsイベントログを読み込んでデータベースへ登録する処理を一分間隔で行っております。
Windowsの初期設定では、このイベントログが20MBまでしか記録できないようになっており、もし、この一分の間に20MB以上のイベントログが記録されるような場合は、ログはローテートされ、データベースに登録できないイベントが発生してしまいます。
上記を回避するため、VVAULT AUDITでは、このイベントログのサイズを最低1GB以上に設定してもらうことを推奨しております。(ファイルサーバーの利用規模に応じて充分大きな値を設定してください)
またイベントログが上記サイズに達した際の挙動についても、正しくローテートされるよう「イベントを上書きしない(ログは手動で消去)」以外を設定してください。
手順解説
① コントロールパネルから「管理ツール」を開き、「イベントビューアー」をダブルクリックします。
② 左ツリーにある「Windowsログ > セキュリティ」を右クリックしてプロパティを開きます。
③ 最大ログサイズに1GB(1048576)以上を入力し、「イベントを上書きしない(ログは手動で消去)」以外を選択して「適用」ボタンをクリックします。
ご注意
イベントログのサイズは運用環境に合わせた最適な数値を設定してください。
「イベントを上書きしない(ログは手動で消去)」を設定した場合、ログが指定サイズになると、それ以上のイベントログは記録されないため、VVAULT AUDITのデータベースに登録できません。