一般的なご質問

VVAULTとはどのような製品ですか?

VVAULTは、Windows OS上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築する「ストレージ仮想化ソフトウェア」です。現在お使いのファイルサーバーやNASにインストールするだけでご利用いただけるので、安価かつ手軽に仮想ストレージ環境を整えることができます。また、バックアップやレプリケーション、クラウドストレージへの対応といったデータの可用性を高める機能も備えています。

詳しくはこちらをご覧ください。

導入すると具体的にどのような効果が期待できますか?

VVAULTはこれまでの仮想化製品と比べ、取扱いがより手軽で安価なものとなっていますので、ストレージ仮想化技術の導入や運用に際してよく寄せられる「導入コストが高い」「費用対効果が見えにくい」「設定や運用管理が難しい」といった懸念や問題点に対しての効果的なソリューションとなります。
また、バックアップ、レプリケーション、タイムマシーンといったバックアップ機能も充実している為、BCP/DRに最適な環境を手軽に構築することができます。

詳しくはこちらをご覧ください。

どのようなストレージを構成ストレージにできますか?

NAS/内蔵のハードディスク/USBストレージ/フラッシュメモリなど、Windows上で接続可能な全てのストレージを扱えます。
また、「VVAULT 6.0.0」よりクラウドストレージにも対応しております。(※対応しているクラウドストレージにつきましてはこちらをご覧ください。)

インターネットに接続されていないPCやサーバで使用できますか?

Basic、Professional、Enterprise、Datacenter及びDatacenter-HAライセンスをご利用の場合はインターネットに接続されていない環境でご使用いただけます。

導入に際して費用は発生しますか?

Basicライセンスについては無料でご利用いただけますが、Professional、Enterprise、Datacenter及びDatacenter-HAライセンスについてはライセンス料金が発生します。

詳しくはこちらをご覧ください。

バージョンアップ製品はどのように提供されますか?

本ウェブサイトの「製品ダウンロード」ページ、もしくはカスタマーズ・スクエア内の「製品アーカイブ」から最新バージョンのダウンロードが可能です。(※以前のバージョンをダウンロードするにはProfessional、Enterprise、Datacenter及びDatacenter-HAライセンスが必要となります。)

導入の際、製品をカスタマイズすることは可能ですか?

申し訳ありませんが、製品の性質上、個別のカスタマイズは受け付けておりません。

Windowsのインデックス サービスに対応していますか?

Windowsのインデックスサービスには対応しておりません。今後の対応についても未定となっております。

アンチウィルスソフトとの併用はできますか?また、併用する上で注意すべき点はありますか?

アンチウィルスソフトと併用することは可能です。
ただし、以下の点にご注意いただくと共に各対応策を実施してください。

  1. 構成ストレージ内の実データを直接スキャンし、データが隔離または除去された場合、仮想ドライブの状態と不整合が生じる。
    ご利用のセキュリティ対策ソフトウェアのスキャン対象から構成ストレージを除外してください。
    ※除外方法についてはご利用のソフトウェアのマニュアルをご覧ください。
  2. Symantec Endpoint Protection 12をインストールしている場合、VVAULT 4.5.0以降を使用すると仮想ドライブの応答がなくなる。
    Symantec Endpoint Protection 12の「プロアクティブ脅威防止」機能をアンインストールしてください。
    ※アンインストール方法につきましては、「Symantec Endpoint Protection 12」のマニュアルをご覧ください。
  3. VVAULTのインストーラーがマルウェアとして認識される場合がある。
    プログラムの実行を許可し、そのまま処理を実行してください。
    ※VVAULTはF-Secure Client Security(F-Secure社)にてウィルスチェック後にリリースしております。
  4. Trend Micro ウイルスバスター製品をインストールしている場合に速度が低下する場合がある。
    2015年10月現在、ウイルスバスター製品との併用を避ける以外に上記の症状を回避する方法はございません。

また、最新情報は随時カスタマーズ・スクエアのナレッジベースに記載されます。こちらもあわせてご確認ください。

市販のバックアップ製品は使用できますか?

2011年3月28日時点で動作を確認している市販のバックアップ製品は以下となります。
尚、仮想ドライブをバックアップ対象として認識する製品では、仮想ドライブをマウントした状態で実行する「ホットバックアップ」が可能ですが、認識しない製品では、仮想ドライブをアンマウントした状態で実行する「コールドバックアップ」のみの対応となりますので、ご留意ください。


サーバー系

  • Windows 標準 Backup機能(名称はOSに準じます。バージョンは検証時点最新版です)
    ※Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2では仮想ドライブがバックアップ対象として認識されない問題が確認されています。
  • NetVault 8.5.3(http://www.bakbone.co.jp/
  • Backup Exec 2010(http://www.symantec.com/

クライアント系

  • Windows 標準 Backup機能(名称はOSに準じます。バージョンは検証時点最新版です)
    ※Windows 7、Windows Vistaでは仮想ドライブがバックアップ対象として認識されない問題が確認されています。
  • True Image 2009(http://www.runexy.co.jp/

市販製品でのバックアップ方法についての詳細は、ナレッジベースの「【有償】仮想ドライブのコールドバックアップ」「【有償】仮想ドライブのホットバックアップ」をご覧ください。

製品に関するご質問

インストールに必要な環境を教えてください。

インストールに必要な環境については「システム動作環境」をご覧ください。

インスタンスとは何ですか?

VVAULTのインスタンスとは、仮想ドライブシステムのまとまりのことを表し、仮想ドライブをマウントする単位となります。インスタンスが2つ使用可能な場合、マウントできる仮想ドライブも2つとなります。また、各インスタンスはそれぞれマスタモードとレプリカモードのいずれかの稼働モードで運用することが可能です。

詳しくはWEBマニュアル「1-4 インスタンスと稼働モード」をご覧ください。

稼働モードとは何ですか?

稼働モードにはマスタモードとレプリカモードの2種類のモードがあり、インスタンス毎に設定できます。マスタモードは主に使用する仮想ドライブ(マスタドライブ)をマウントするモードで、レプリケーション時のクライアントとなります。レプリカモードはレプリケーション時のサーバ側となるモードで、クライアントからのレプリケーションデータを蓄積します。

詳しくはWEBマニュアル「1-4 インスタンスと稼働モード」をご覧ください。

「マスタドライブ」「レプリカドライブ」とは何ですか?

双方ともVVAULTでストレージを仮想統合した仮想ドライブとなります。稼働モードによる役割を表す為に、マスタモードの仮想ドライブを「マスタドライブ」、レプリカモードの仮想ドライブを「レプリカドライブ」と呼称しています。

以前のバージョンへダウングレードすることはできますか?

ダウングレードについて正式にはサポートしておりませんが、以下の方法で以前のバージョンへ戻すことは可能です。
【注意事項】全データがバックアップ関連(バックアップ/レプリカ)からマスタへ移動することになりますので、完全復旧には相当の時間が掛か掛かる場合があります。


  • バックアップ、又はレプリケーションにてマスタドライブのデータをバックアップ
  • インストールされている本製品をアンインストール(バックアップ関連のDBデータは削除しないでください)
  • 以前のバージョンをインストール時に「システムリカバリ」を実行

アンインストールはできますか?

通常のアプリケーションと同様にアンインストール可能です。

詳しくはWEBマニュアル「5-1 アンインストールの手順」をご覧ください。

既にデータが保存されているストレージを構成ストレージにした場合、それらのデータはどうなりますか?

既に保存されているデータに影響はありません。構成ストレージにした際、VVAULTは専用の管理フォルダを作成し、そこに仮想ドライブのデータを保存します。尚、既存データをVVAULTに移行する場合は、別途VVAULTに「取り込む」必要があります。

詳しくはWEBマニュアル「23-2 ライブマイグレーションによるデータの移行手順」をご覧ください。

仮想化した構成ストレージに直接アクセスすることはできますか?

はい、通常のストレージとしてご利用いただけます。ただし、ストレージに直接保存されたデータはVVAULTの管理対象とはなりませんのでご注意ください。直接保存したデータをVVAULTに移行する場合は、別途VVAULTに「取り込む」必要があります。

詳しくはWEBマニュアル「23-2 ライブマイグレーションによるデータの移行手順」をご覧ください。

RAMディスクを構成ストレージにすることはできますか?

永続化が可能なRAMディスクであれば構成ストレージにすることが可能です。

別のPCまたはサーバーでマウントした仮想ドライブを構成ストレージにすることはできますか?

はい、可能です。
仮想ドライブをネットワークドライブとして共有することで構成ストレージとして登録することができます。

仮想ドライブや構成ストレージをデフラグしても問題有りませんか?

OS標準のデフラグツールをご利用する場合は問題ありません。
ただし、サードパーティ製のデフラグツールをご利用の場合、その製品の仕様によって本製品の動作と干渉する可能性があります。尚、サードパーティ製のデフラグツールによって生じた問題については保証外となりますのでご注意ください。

仮想ドライブにデータベースをインストールすることはできますか?

仮想ドライブへのデータベースのインストールは、インストールしたデータベースが正常に動作しない可能性があるため推奨しておりません。

ライブバックアップとはどのような機能ですか?

VLT(VVAULT Live Technology)を利用して、マスタドライブをマウントした状態で、ローカルのバックアップ用ストレージにリアルタイムでバックアップと各種リカバリを行う機能です。

詳しくは「ライブバックアップ」のページをご覧ください。

ライブリカバリとはどのような機能ですか?

ライブリカバリ機能は、VLT(VVAULT Live Technology)を利用して、マスタドライブからアクセスされたファイルの実体が破損していた場合等に、バックアップ、もしくはレプリケーションデータから瞬時に復元する機能です。

詳しくは「ライブリカバリ」のページをご覧ください。

ファイルのアクセス権限などのメタデータもバックアップされますか?

はい、バックアップされます。
ファイルのアクセス権限などを含むセキュリティ情報及びファイルの属性がバックアップされます。障害などによりOSを再インストールすることになった場合でも、障害発生前と同等のアカウント環境下でシステムリカバリを実行することで、これらのメタデータを含んだ状態で復元することが可能です。

詳しくはWEBマニュアル「22-4 システムリカバリによる復元」をご覧ください。

レプリケーションとはどのような機能ですか?

VVAULTをインストールした2台のサーバ間(遠隔地でも可能)で、VLT(VVAULT Live Technology)を利用したリアルタイムのレプリケーションと各種リカバリを行う機能です。

詳しくは「レプリケーション」のページをご覧ください。

HA(High Availability)とはどのような機能ですか?

レプリケーションを実施している環境で、メインサーバのマスタドライブが何らかの理由により使用できなくなった場合に、スタンバイサーバのレプリカドライブをマスタドライブに切り替え、データをそのまま使用できるようにする機能です。

詳しくは「HA(High Availability)」のページをご覧ください。

タイムマシーンとはどのような機能ですか?

バックアップ及びレプリケーションの際に変更されたファイルを時系列で保存していくことで、任意の時点へ遡ってデータを復旧することができるCDP(Continuous Data Protection:継続的データ保護)機能です。

詳しくは「タイムマシーン」のページをご覧ください。

名称変更や移動されたファイルをタイムマシーンで遡ることはできますか?

はい、可能です。
VVAULTでは個々のファイルを固有のIDで識別していますので、名称変更や移動されたファイルでもタイムマシーンの「バージョン一覧」ウィンドウから容易に遡ることができます。

データの復元方法を教えてください。

データの復元には複数の方法があります。各復旧方法についての詳細は下記をご覧ください。


不整合ファイルとは何ですか?

構成ストレージ内の実データが破損するなど、仮想ドライブの状態と実際のデータとの間で不整合が生じたファイルを「不整合ファイル」と呼称しています。

詳しくはWEBマニュアルの「27-3 不整合ファイル検出履歴の確認」をご覧ください。

ライセンスに関するご質問

有料ライセンスはどこで購入できますか?

販売パートナー各社から有料ライセンスをご購入いただけます。

※ライセンスのアクティベーションにはカスタマーズ・スクエアのアカウントが必要になります。こちらからご登録ください。
なお、VVAULT AUDITをご利用中で既にアカウントをお持ちの場合は、新たにユーザー登録する必要はございません。

ライセンスによって機能に違いはありますか?

ライセンスによる機能の違いについてはこちらのページをご覧ください。

購入したライセンスを製品に登録するにはどうしたら良いですか?

製品にライセンスを登録する方法については、WEBマニュアル「9 ライセンスの登録」をご覧ください。

1つのライセンスを複数のサーバに適用できますか?

VVAULTはノードライセンスの為、複数のマシンに一つのライセンスを適用してのご利用はできません。

ライセンスの有効期限が過ぎた場合はどうなりますか?

製品の管理画面がライセンス失効画面に切り替わり、マスタドライブに保存されているデータの抽出とライセンス登録以外の操作ができなくなります。
有効なライセンスを新たに登録することで正常な状態に復帰します。

なお、ライセンス有効期限の判定は期限日当日まで有効です。
[ライセンス有効期限(1年)の例]
3月31日にアクティベーションした場合、翌年の3月31日の23時59分まで有効な期間となります。

ライセンスの再発行はできますか?

ライセンス契約が有効な場合、5回まで再発行が可能です。

ライセンスコードを忘れてしまいました。どうしたら良いですか?

ライセンスコードは、カスタマーズ・スクエアの「ライセンス管理」ページでご確認いただけます。

※ログインに必要なパスワードをお忘れの場合はこちらからパスワードを再発行してください。

バージョンアップ時に費用はかかりますか?

サブスクリプション・ライセンスのため費用はかかりません。ご契約期間中はいつでも最新版にバージョンアップ可能です。

サポートに関するご質問

製品サポートはありますか?

VVAULTシリーズ製品のサポート体制につきましては「お客様サポート」のページをご覧ください。
なお、VVAULTに提供されるサポートの内容はライセンスのCS体系表をご覧ください。

カスタマーズ・スクエアで提供されるサービスを教えてください。

現在ご提供中のサービスは以下の通りとなります。


  • ナレッジベース・ベーシック:製品に関する技術情報やノウハウのご提供(一部閲覧制限)
  • ナレッジベース:製品に関する技術情報やノウハウのご提供(閲覧制限無し)
  • 製品アーカイブ:リリースされた全ての製品アーカイブのご提供
  • ライセンスの管理:ライセンスの管理機能のご提供
  • テクニカルサポート:Professional、Enterprise、Datacenter及びDatacenter-HAライセンスのユーザー様に向けた個別サポート窓口のご提供
  • エクスプレスサポート:Enterprise、DatacenterおよびDatacenter-HAライセンスのユーザー様に向けた個別サポート窓口のご提供

テクニカルサポートとはどういったものですか?

以下のライセンスをお持ちのお客様に個別のメールサポート窓口をご提供するサービスです。


  • VVAULT Professional
  • VVAULT Enterprise
  • VVAULT Datacenter
  • VVAULT Datacenter-HA

エクスプレスサポートとはどういったものですか?

Enterprise、Datacenter及びDatacenter-HAライセンスをお持ちのお客様に、お電話でのサポート窓口をご提供するサービスです。

※Enterpriseライセンスにつきましては、年間2インシデントまでとさせていただきます。
※Express Passをお持ちの場合は、Enterpriseライセンスにおきましても無制限でご利用いただけます。

ユーザー登録をするにはどうすればよいですか?

カスタマーズ・スクエアの「ユーザー登録申請」ページよりお手続きください。

※VVAULT AUDITをご利用中で既にアカウントをお持ちの場合は、新たにユーザー登録する必要はございません。
また、ライセンス更新の際は、必ずお持ちのカスタマーズ・スクエア・アカウントをご利用ください。過去のご利用状況の継続やライセンス期間の継承できなくなります。

カスタマーズ・スクエアへのログインパスワードを忘れてしまった場合はどうすればよいですか?

お客様のメールアドレス宛にパスワード再発行用のURLを記載したメールをお送りします。「パスワード再発行申請」ページよりお手続きをお願いします。

登録した個人情報はどのように管理されていますか?

本ウェブサイトの「個人情報保護方針」に則り管理しています。
ただし、本ウェブサイトをご利用中の、お客様の自発的な情報開示に対して本方針は適用されませんのでご注意ください。

登録情報を削除したい場合はどうすれば良いですか?

カスタマーズ・スクエア内の「アカウント設定」ページより「アカウント削除」の申請をしてください。

※アカウントを削除した場合、VVAULT及びVVAULT AUDITに対してのアカウント情報が削除されますのでご注意ください。

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  • VVAULTシリーズ攻撃検知・ブロック・復旧を実現する技術のご紹介
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